僕は昔から喉・鼻が弱く、花粉症には泣かされてます。毎年、多くの涙と共に鼻水もタレ流してきました。

ショウヘイです。野菜の生産者歴は10年以上。
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世間では、花粉量の増加、花粉シーズンの延長、みたいな話もありますよね。ところが、最近の僕は明らかに花粉ダメージが減っているんですよね。
花粉症の治療をしているわけでもないので、「なぜだろう…?」と疑問でした。
で、理由を調べていたのですが、「野菜をたくさん食べているからでは!?」という結論に至りました。この記事では、花粉症のメカニズムや食事の影響について、調べたことを書いていきます。
同じように花粉症で悩む読者へは、「治らないけど、楽になりますよ!」と伝えたい。興味を持たれた方は、ぜひ試してみてください。
【おすすめ】めっちゃ効く花粉症対策TOP3
いきなり、この記事の本題とズレるのですが、先に食事以外の対策について紹介します。
というのも、僕は慢性の蓄膿症持ちでして、喉・鼻の防御力アップ系の対策は昔から色々試しています。どれも効果が高いし即効性があるので、どうしても花粉症がツラい方は、まず先にこの3つから試してください。
本記事は、「野菜を食べたら花粉症が良くなりました!」という記事ですが、ぶっちゃけ以下3つの効果も大きいと思っています。
1位 鼻うがい:花粉を洗い流す
個人的に3つの中で一番効果的と思うのが、鼻うがい。その名のとおり直接鼻に洗浄液を流し込んで洗う手法です。痛そうだけど、これが痛くない。
ただし水道水でやると死ぬほど激痛です。必ず専用の洗浄液を使ってください。


洗い方ですが、最初は少しコツがいります。何度かやると鼻の奥の空洞に洗浄液が溜まる感覚がつかめるはず。鼻の奥に溜めた状態で少し前後左右に動かして、しばらくしたら鼻か口から吐き出せばOK。
僕はずっと蓄膿症に悩んでいましたが、鼻うがいをするとかなり改善します。風邪の予防にもなるし、全人類に強くオススメ。
ちなみに洗浄液は、煮沸した水道水と食塩で自作もできますが、面倒くさいし衛生的に微妙なので買ったほうが良いです。上記商品なら1日あたり20円ほどで使える計算です。どこのドラッグストアでも手に入る「ハ◯ノア」より安いです。
2位 空気清浄機:室内の花粉を除去する
外を舞い飛んでいる花粉は、当然ながら室内にも少し入ってきます。なので、家でゆっくりしている時にまで、僕らは花粉に蝕まれるわけです。
家の中に花粉が溜まると、外より家にいるときのほうが症状が酷くなる。みたいな状況になりかねないので、掃除などで花粉の除去は必須。そして空気中の花粉には空気清浄機を使うのが効果的ってわけです。


大きい製品の方が即効性があって良いかと思いますが、部屋のサイズに合わせて選べばOK。中古でも良いかも。
それと、HEPAフィルターという、小さな粒子も捉えるフィルターも必須。
ただし、フィルターは消耗品なのでたまに交換する必要あり。純正品でなくとも安い中華製で十分です。
3位 寝るとき用の濡れマスク:喉と鼻を守る
花粉症の症状は、意外と睡眠中にも注意をする必要があって、それは鼻が詰まって口呼吸になっているケース。口呼吸になると、鼻・喉が乾燥→より炎症が酷くなる。という悪循環に。
朝起きて、喉が痛い・イガイガする。みたいな状態は、睡眠中に粘膜の防御が弱って炎症していることが原因です。
なので、寝るとき用の濡れマスクを使うのが効果的。濡れマスクは、通常のマスクとは異なり、水分を含んだシートが付いていることが特徴です。このシートが鼻や喉の粘膜を潤してくれるし、マスクが物理的に花粉を防いでくれるというわけです。


睡眠中くらいは花粉から逃れて、鼻と喉を回復せねばいけません。
野菜を食べる量を増やしてから、花粉症が改善した


では、記事の本題に入ります。まず、僕が日々食べている野菜は日本人平均の3倍近い量。なので、かなりたくさん食べてます。
今の食生活を始める前の食事は、ファストフード、中華、スーパーの弁当ばかり。20代~30代前半の頃ですが、思い返すと今より花粉症が辛くて、鼻にティッシュを詰め込んで生活しておりました。
まぁ幸いにも、当時から薬を使うほど重篤にはならなかったのですが、それでも花粉シーズン中は辛かったです。それが現在では鼻水がほとんど出ないまでに改善。目が痒くなったり、喉に違和感があるなぁ~、という程度で済んでいます。
というか花粉症以外にも、ここ数年は風邪すら引きません。(コロナにはかかったけど)
で、「なぜだろう?」と考えてみると、食生活を変えたタイミングと重なっているんですよね。なので、実際のところ食生活で花粉症が改善するのかを調べてみました。
野菜をたくさん食べると花粉症は軽減できる


結論から言うと、野菜をたくさん食べることは花粉症の軽減に繋がります。※治るほどではないけど。
そもそも花粉症は、アレルギー性鼻炎の一種で、主に春に飛散する植物の花粉が原因。春になると、スギ、ヒノキなどの花粉が空気中に大量に放出されて、人の鼻や目の粘膜に接触します。
アレルギーは、本来無害な物質に対して免疫システムが過剰に反応することで起こります。花粉症の場合、花粉が鼻や目の粘膜に触れると、免疫システムはこれを異物と認識し、過剰な反応を引き起こします。
その結果として血管が拡張、炎症が起こります。血管の拡張により、鼻や目の粘膜の血流が増加し、充血や水分の漏出が起こります。その結果、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血などの症状が現れるのです。
つまり、①免疫が過剰反応しないように免疫力を整える。②体内の炎症を抑える。このような対策で花粉症が軽減できるというわけです。
でも治療には、基本的に薬を使うしかない
花粉症の治療には、下記2つが主な方法としてあります。
- 対症療法:内服薬、点眼薬、点鼻薬で、症状を一時的に緩和させる。
- 根治療法:アレルギーの原因物質を体に慣れさせて、症状を改善させる。
花粉症の症状を確実に改善させるには、基本的に薬を使うしかありません。症状がひどい場合にはストレスも大きいだろうし、すぐにお医者さんへ相談すべき。
この記事の主旨は「治療」ではなく、どちらかというと「予防」です。食事を変えることで治療効果はないにしても、予防効果は期待できそうですよ。というお話なわけです。
免疫力を高めたり、炎症を抑えると、アレルギー全般に強くなる


というわけで、花粉症の予防には下記2つが大切。
- 免疫が過剰反応しないように免疫力を整える
- 体内の炎症を抑える
前置きが長くなりました。そのような予防をどうやって実践するかというと、必要な栄養素を摂取するために「野菜を食べること」なのです。
それでは野菜を食べると、具体的に体にどんな変化が起きるのか?ってところを解説します。
腸内環境を整えて免疫力アップ
まずは腸内環境について。体内の免疫細胞のうち、60%~70%が腸内にいると言われています。というわけで、免疫力アップには腸内環境を整えることが重要です。腸内環境が整うと免疫システムが正常に働き、アレルギーに対する抵抗力が高まります。
野菜には食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整えるには必ず野菜を食べるべきなのです。
それと、ヨーグルト、納豆、キムチのような発酵食品も良きです。また、水分を十分に摂取することで、便秘を防いで腸内環境の悪化を防いでくれます。
ビタミンやフィトケミカルで炎症を抑える
そして、鼻水や鼻づまりなど、炎症による症状を軽減してくれるのが、ビタミンやフィトケミカルという成分。
これらの成分は、抗酸化作用や抗炎症作用を持ち、免疫システムをサポートし、アレルギーによる炎症を抑えることができます。例えばどんなものかというと下記。
- ビタミンC
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抗酸化作用があり、アレルギー反応を緩和することが知られている。特にビタミンCを豊富に含む食品は、オレンジ、キウイ、ブロッコリーなど。
- ビタミンE
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抗酸化作用や抗炎症作用があり、アレルギー症状を和らげる効果がある。特にビタミンEが多く含まれる食品には、ナッツ類、アボカドなど。
- フィトケミカル
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抗酸化作用や抗炎症作用があり、アレルギー症状を和らげる効果がある。特にフィトケミカルを多く含む食品には、ブルーベリー、玉ねぎ、ブドウなど。
というわけで、これらのビタミンやフィトケミカルを含む食品を積極的に摂取すると、花粉症に対する予防になるというわけです。
花粉症に効果的な野菜リスト
「じゃあ結局のところ、どんな野菜がおすすめなのよ?」というと、下記の野菜7種。
- キャベツ
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- コスパ最強。毎日食べるべき。
- 1日で野菜を800g食べるのは、キャベツが無いと実質無理ゲー。
- 生でもバリバリ食べたい。腸内細菌を改善する効果も有り。
- ブロッコリー
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- 栄養価高い。冷凍が使いやすくてオススメ。
- 加熱する場合、生キャベツと一緒に食べるとスルフォラファンの吸収アップ。
- ほうれん草
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- 栄養価高い。冷凍が使いやすくてオススメ。
- 強力な抗酸化成分ルテインを含む。太りやすい人、筋トレする人におすすめ。
- にんじん
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- βカロテン効果で肌の血色が良くなる=他人からの印象UP=モテる
- 玉ねぎ
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- ネギ科野菜に含まれるガラクトオリゴ糖により腸内環境を改善。
- 硫黄化合物によりガン予防に期待も。
- さつまいも
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- 炭水化物を摂るなら米や小麦よりもイモで。長芋でも良い。
- きのこ類
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- 食物繊維の一種であるβグルカンにより免疫力UP。
と、こんな感じでおすすめ野菜を挙げました。とはいえ、あまり特定の健康成分だけを摂取しようとせずに、色々な種類の野菜を食べるのが正解。上記7種の野菜をベースに、他にもお好みで食べていくのがよろしいかと。
ナッツやアボカド、ブルーベリーやいちご、柑橘類なんかのフルーツも加えてみると良い感じです。
逆に避けたい食べ物
花粉症の予防に食事は重要ですが、逆に避けたい食べ物も存在します。
- アルコール
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アルコールは肝臓に負担をかけ、解毒機能がうまく働かなくなることで、体内に花粉が溜まりやすくなる。また、アルコールは血管を拡張させる働きがあって、症状が悪化する可能性も。
- 刺激物
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香辛料やスパイスのこと。香辛料の摂取によって毛細血管が刺激されたり、体内で熱が発生したりすることで、アレルギー症状が悪化するとされる。
- 肉(脂肪)
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肉そのものというより、肉の脂肪が問題。肉を食べるなら、脂肪の少ない部位を選びましょう。 また、一般的には高カロリーの食事が花粉症を悪化されると言われていて、揚げ物などもヤバめ。
- サラダ油
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現代人の食事には大量に使われていますが、特にヤバいのがこれ。
サラダ油の中にはリノール酸ってのが含まれていて、過剰に摂取すると体内でアラキドン酸に変換されます。アラキドン酸は体内で炎症の引き金となります。
炎症が起きる原因を減らしてあげれば、アレルギー物質に接触しても炎症を抑えられるというわけです。
それと、食事だけでなく、睡眠不足や運動不足も免疫力の低下には関係していますので、花粉症に悩む方は総合的に生活習慣を見直してみるのもオススメですよー。
野菜を食べることのメリットは、下記の記事でも詳しくまとめています。よかったらどうぞ。


Q&A
- アレルギーが出やすい野菜は?
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アレルギーが出やすい野菜は、トマト、ナス、アボカドなど。これらの野菜は、特定のアレルギー原因物質を含むことがあります。ただし、個人差も多いです。
- ヒスタミンを抑える食べ物は?
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ヒスタミンを抑える食べ物には、ビタミンCが豊富な果物や野菜があります。柑橘系のフルーツ、キウイ、ブロッコリーなど。また、フラボノイドを含む食品もヒスタミンの放出を抑制する効果あり。ブルーベリーがおすすめです。
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