
こんにちは!橘 葱太郎です。
当ブログでは、家庭菜園の情報を発信しつつ、「野菜をたくさん食べよう!」てなことも推奨しております。
野菜を食べることで、色々な病気の予防や死亡率が下がることが多くの研究で示されていますが、日本人の野菜摂取量はまだまだ少ないのが現状。
そんな中、「家庭菜園をしてる人は野菜摂取量が多い」みたいな研究を見つけまして、これはブログで取り上げない選択肢はない!ということで紹介していきます。
ちなみに本業で野菜生産者、かつ家庭菜園もバリバリやっている私は、毎日800gを目標に野菜を食べまくっております。
まぁ統計的には完全に外れ値でしょうが(笑)。日本人の平均値は280gくらいなので…
今回参考にした文献はこちら。
どうやって検証したか


研究は、家庭菜園と野菜摂取量に関する文献を集めて検証したシステマティックレビューです。
どんな文献を集めたかというと、
- 先進国での研究である
- 対象の参加者に健康な成人を含む
- 野菜摂取量について量的なデータがある
- 査読された論文で、信頼性があること
という感じ。
ちなみに文献によっては、「家庭菜園」というワードが持ちいられていないものもあるので、「自家製野菜」「市民農園」のようなワードも対象となっています。
そして11件の研究が採択され、自家製野菜と野菜摂取量の関連が調査されています。
結果:家庭菜園をしている人は野菜をたくさん食べている


それでは結果ですが、なんと全ての文献から自家製野菜と野菜摂取量に正の相関が見られたとのこと。
ただ、なぜそうなるかについては不明点が残る結果に。
そのあたりの因果関係を調査している文献が無く、今回は明らかにできなかったとのこと。
パッと思いつく要因としては、
- 野菜への興味が強い人の方が家庭菜園を始めやすいし、野菜もたくさん食べる
- 家庭菜園で採れた野菜が多すぎて、問答無用で食べざるを得なくなる
という感じでしょうか。
調査には都市部と農村部のどちらも行われていて、家庭菜園や市民農園、貸し農園、空き地といった色々な条件が含まれていました。
なので地域や栽培場所に関係なく、シンプルに自ら野菜を育てているかどうかが野菜を食べる量に影響があると言えそう。
というわけで「野菜をもっと食べたいな~」という人にアドバイスをするとしたら、



まず種を買ってきて植えましょう!
ということになるんでしょうか(笑)。
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