生野菜と加熱野菜を比較して、健康に効果的なのはどっちか調べた実験

こんにちは!ショウです。野菜の生産者歴10年以上。野菜が大好きな健康オタク。Twitterもやってます。

野菜をたくさん食べるほど、健康でいられるという話はヤサマガ内でも記事にしております。

実際に病気リスクとの関連を調べた実験でも、野菜を食べる量と病気リスクが相関関係にあることがわかっています。

私も野菜をたくさん食べるようにしていまして、1日800gという目標を掲げて胃袋に詰め込む日々です。

800gというのはなかなかの量ですので、加熱して量を減らして食べることが多いのですが、そもそも野菜を生と加熱で比べるとどちらが栄養を取りやすいのか。という問題があります。

もともと私としては、野菜を生で食べる選択肢はあまり無いのですが、気になるところです。

そこで今回の記事では、

野菜は生vs加熱どっちがいいの?

を調べた研究をご紹介します。

今回参考にした文献はこちら

目次

どんな実験か

実験の対象者となったのは、2006年から2010年までに、イングランド、ウェールズ、スコットランドで募集された40~69歳の50万人。

10年以上かけて調査されていて、ライフスタイルや健康状態、食事などに関する情報をアンケートで収集。

実際の結果解析に使われたのは、50万人のうち約40万人分のデータとなります。

で、アンケートでどういう情報を収集したかというと、

  • 1日に平均どれくらいのサラダまたは生野菜を食べますか?(サンドイッチのレタス、トマトを含む)
  • 1日に平均どれくらいの調理済み野菜を食べますか?(ジャガイモを含まない)

というもの。

参加者の生・加熱野菜の摂取量を確認したうえで、健康状態と照らし合わせたという感じです。

健康状態というのは心臓系の病気の発症率とか死亡率です。

結論:どちらが良いかはハッキリしないが、とりあえず野菜はたくさん食っとけ

それでは結果なのですが、その前に。研究チームによると

野菜の摂取量が多い参加者は女性、高学歴、裕福な地域の住民である可能性が高く、平均BMIが低く、身体活動レベルが高く、喫煙者である可能性は低いことがわかりました

とのこと。

結論としてわかったことは、「野菜を多く食べると病気リスクが少ない」という結果なのですが、そもそも野菜を多く食べる人は元々のライフスタイルが健康的。

病気リスクへの影響が、野菜によるものなのか他の要因なのかが判断できない。という側面もあります。

そこも踏まえて結果がどうなっているかというと、

  • 生野菜と加熱野菜、どちらもたくさん食べるほど心疾患のリスクを減らせる。
  • どちらかというと生野菜の方が効果が高いかも。

と、あまりハッキリしない感じ。

野菜の種類や調理方法がわからなかったりもしますし、ちょっと判断しにくい結果ですな。

とはいえ生・加熱を合算した野菜総摂取量を見ると、やはりたくさん食べるほど心疾患リスクは減らせるようです。

今のところ、「生・加熱のどちらが良いのか」はあまり気にせず、とりあえず量が勝負!という感じで考えておけば良いのかも。

ヤサマガでは、『 野菜 × 健康 』をコンセプトに生活改善の情報を発信しています。他の記事もぜひ参考にどうぞ。

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