気になって夜も寝られなくなるストレス源…それは「ハゲ」。
かくいう僕も、散髪した翌日に職場へ出社すると「ハゲてきましたね」と言われ…、久しぶりに会った親族からは「あんた、ハゲてきたな」と言われる日々…。
ハゲにハゲを指摘するときは、もっと言葉を選んでほしいものです。

ショウヘイです。野菜の生産者歴は10年以上。
『 野菜×健康 』の情報発信してます。Twitter始めました!
薄毛問題は30代を迎えた多くの男性が抱えるもので、僕もその一人。
薄毛は一度気になるとコンプレックス化するので、けっこう辛いですよね~。とはいえ、完全に治療することも難しいのが現代医学の現状。
そんななか、ハゲまっしぐらな不健康な食生活をしていた僕は、ある時から野菜中心の食事へ変えたところ、「あれ、髪の毛増えてきた!?」という実感を得ることに。
この記事では、そんな僕の体験談を踏まえて、「野菜を食べることによる薄毛の改善」についてまとめます。
僕と同じ悩みを持つ読者へお伝えしたいのは、「食事に野菜を増やすだけなので、そんなにお金もかかりません。一緒にやってみませんか?」ということ。
僕は30代前半で薄毛が気になりだした


30代になると、多くの人が薄毛に悩み始めます。僕も30代前半で、他人に指摘されるほど頭頂部と前髪が薄くなりました。
薄毛を気にするのはストレスがかかるし、そのストレスがさらに薄毛を悪化させてしまう悪循環。どうにかせねば…。という思いで30代を過ごしつつ、今も対策を続けています。
それでは、僕の髪の毛がどういう方法で増えたのか、なぜ増えたのかを考察します。まずは薄毛になる原因から整理します。
薄毛の原因は多いが、特に食習慣に注目した
実際に薄毛の原因を調べてみると、薄毛の原因はたくさんあります。ザッと挙げてみると、
- 遺伝的要因
-
家族に薄毛の人がいる場合、遺伝的な要因が関係している可能性が高い。特に、男性型脱毛症(AGA)は遺伝的要因が大きい。
- ホルモンバランス
-
ホルモンバランスの乱れが薄毛の原因となることがある。特に、テストステロンが変換されたDHTが毛髪の成長期を短くし、薄毛を引き起こす。
- ストレス
-
ストレスがかかると、血行が悪くなり、髪に必要な栄養が届かなくなることがある。
- 食習慣
-
食生活が偏っていたり、栄養不足になっていると、髪の成長に必要な栄養素が不足し、薄毛になることがある。
- 皮膚疾患
-
頭皮にトラブルがある場合、薄毛につながることがある。例えば、脂漏性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患が原因で薄毛になることがある。
上記のような感じで、さまざまな要素が関係しているとされます。一部は科学的に解明されていますが、すべての原因が完全に解明されているわけではないです。
僕は、この中でも特に食習慣に注目しました。当時はかなり不健康な食生活だったので…。
ファストフードやお弁当が怖い理由
僕の20代~30代前半を思い返すと、ほとんど毎食がファストフードや弁当でした。脂質・塩分・糖分への依存、怖すぎる…。
現代人はファストフードなどの外食、コンビニ弁当などを食べる機会が多いわけで、特に20代~30代の独身男性だと、僕と同じような食生活をしている方も多いのでは?
気をつけてください。その食生活、数年後に後悔します!。すぐにやめるべき。
そして恐ろしいのは、これらの食べ物が薄毛の原因になるケースがあるってこと。
ファストフードやお弁当には、脂質・塩分・糖分が過剰なうえ、必要な栄養素が大して含まれていないのです。それが原因で髪や頭皮の状態を悪化させたり、ホルモンバランスを崩すことがあります。
僕の場合、不健康な食生活をしている間、お腹の肉が異様についてきたり、体調を崩しやすかったりしていました。
明らかに体に異変が起きていたことから、髪にも何かしら悪影響があったと考えるのが妥当。いや、きっとそうだ。僕はそれでハゲたのだ。
自炊を増やし、野菜を多く食べるようにした


僕の髪含む体中に異変が起きていた頃、「もっと野菜を食べよう」と思い立って、自炊を増やすことに。
自炊をすると、食材を自分で選べるので、野菜をたくさん食べることができます。そして、当然ですが今まで食べていた外食や弁当を食べる回数が減ります。
髪に必要な栄養素を野菜から摂取しつつ、脂質・塩分・糖分を減らせて一石二鳥の効果でした。
とはいえ、自炊を増やすといっても面倒そうですよね。僕の場合、できるだけ手軽に済むように工夫しているので、方法を紹介します。
手軽に野菜をたくさん食べるには、スープ一択
まず、どの野菜を食べたら良いのか?という問題がありますが、その答えは、「ベースとなる野菜に、好みでいくつか他の野菜を加える」になります。そして、調理方法は鍋やスープ。そう決めておけば、野菜選びや調理の手間を考えずに済みます。
ベースとなる野菜は下記。
- キャベツ
- ブロッコリー(冷凍)
- ほうれん草(冷凍)
- にんじん
- 玉ねぎ
- さつまいも
- きのこ類
これらを食べておけば、必要な栄養素はだいたい網羅できます。しかも手に入りやすいうえに価格も安い。あとは他の野菜を好みで追加してあげる感じです。
また、料理も特にこだわらず鍋やスープを作ればOK。
鍋やスープはたくさんの野菜を一度に使えるだけでなく、調理も簡単で時短になります。さらに、煮込むことで野菜の旨味が引き出され、美味しく食べられます。鍋やスープには、出汁やスープの素が何種類も販売されているので飽きません。


自炊は意外に手間とお金がかからない
自炊を始めるとわかるのが、意外に手間とお金がかからないということ。例えば、野菜を切って鍋に入れるだけで簡単に栄養豊富な食事が作れます。料理ができなくても余裕です。
また、自炊をすることで外食や弁当を買うより節約になるのも魅力。旬の野菜や安い野菜を選ぶことで、コスパが良くなります。それでいて髪にも体にも良いとは、本当にメリットしかないです。
調理器具は下記のようなものがおすすめ。コンロの火を気にする必要すらなくなります。完全に手放しでOK。


デメリットがあるとしたら、ずっと鍋だとさすがに飽きるってことでしょうか。そうなったら他のものにチャレンジしたり、たまには外食も良いんじゃないでしょうかね~。
野菜をたくさん食べると髪が増えた


前置きが長くなりました。結局のところ、野菜中心の食事に変えて「髪が増えた」というのがこの記事の主旨。
過去の僕の頭髪状況としては、30代前半から、①頭頂部が薄くなり、②前髪が後退していました。それぞれどうなったのかを解説します。
頭頂部の髪が増えて、頭皮が見えなくなった
僕の頭頂部は髪が薄くなって頭皮が見え始めていましたが、野菜中心の食事に変えてからは髪が増えて、今では頭皮が全く見えなくなっています。
さすがに10代の頃よりは毛量が減ったし髪も弱々しいですが、毛根が完全に死滅する前に対策できて良かった。
ただし、これは個人の体験であり、全ての人に同じ効果が得られるとは限りません。でも不摂生な食生活をしている人は取り組む価値があると思います。
前髪は増えなかったけど、後退が止まって維持している
後退していた前髪は残念ながら増えませんでしたが、なんとか前線を維持しています。おそらく、すでに薄くなってしまった部分に対しては、食生活の改善効果が限定的だったと考えています。
しかし、薄毛の進行が止まったということは、食生活の改善に一定の効果があったということ。もし以前の食生活に戻ったら、また前髪部隊は後退していくのだろうか。恐ろしすぎる。
なぜ薄毛が改善したのかを考察


野菜をたくさん食べることで薄毛が改善できた理由を考察します。考えられるのは下記。
- 野菜をたくさん食べたことで、体に必要な栄養素を摂取できたから
- 脂質・塩分・糖分の摂取量が減ったから
- テストステロンが増加したから
薄毛改善理由①:野菜をたくさん食べたことで、体に必要な栄養素を摂取できたから
野菜には髪の健康に必要な栄養素が多く含まれています。これらの栄養素は、髪の成長をサポートし、頭皮の状態を整えてくれるもの。代表的なものは下記。
- ビタミンA
-
頭皮の健康を維持し、髪の成長を促す。
- ビタミンC
-
コラーゲンの生成を助け、血管を強化し、髪の栄養供給をサポート。
- ビタミンE
-
抗酸化作用があり、頭皮の細胞を守り、血行を促進。
- 亜鉛
-
髪の成長に必要なタンパク質の合成を助ける。
- 鉄
-
酸素や栄養を髪の毛まで運び、髪の成長を促進。
これらの他にも多くの栄養素を豊富に摂取できたことで、髪の健康が向上し、薄毛の改善につながったと考えられます。
特定の栄養素を摂取することが重要なのではなく、あくまでも野菜に含まれるいくつもの栄養素を広く摂取できたことがポイントだと思われます。
なので、マルチビタミンのサプリとかでは効果が微妙なうえに、むしろ害があるんじゃない?って話もあるので、必ず野菜から摂取するようにしましょう。
薄毛改善理由②:脂質・塩分・糖分の摂取量が減ったから
僕は自炊を始めたことにより家で食事する機会が増加、自然に外食や弁当を食べる機会が減りました。そうすると、当然ながら外食や弁当に多く含まれる脂質・塩分・糖分の摂取量も減ったわけです。
これらの栄養素はどれも、過剰に摂取すると体に悪いだけでなく、髪の健康にも悪いとされています。そのため摂取量を減らしたことで薄毛の改善につながったと考えられます。
薄毛改善理由③:テストステロンが増加したから
野菜中心のバランス良い食生活に変えたことで、テストステロンが増加した可能性もあります。テストステロンってのは男性ホルモンの一種で、髪の成長や健康に影響を与えるだけでなく、男性としての魅力をアップさせてくれる効果があるんですよね。
テストステロンが増加すると薄毛になるという説もありますが、これは正確ではないです。実際には、テストステロンが適切な量であれば、髪の成長や健康に良い影響を与えます。問題になるのは、テストステロンが少なすぎたり多すぎた場合に、テストステロンが髪の成長を阻害するDHT(ジヒドロテストステロン)に多く変換されてしまうことです。
とはいえ、テストステロンは20代をピークに年々減少していくもので、30代を過ぎた僕はドンドン減り続けているはず。髪の毛とともにテストステロンが減少していく30歳を過ぎた男性としては、何としてでも増加させたいところ。
ちなみに野菜を増やしたのと同じ時期、僕はタンパク質補給のためにプロテインを飲み始めています。テストステロンが増加しているとしたら、プロテインも関連があるかも。その話は別記事でも書いてるのでよければどうぞ。
薄毛に対して食事改善は予防効果しかないと言うけど、そうでもないかも
薄毛に対して食事改善が予防効果しかないという意見もありますが、僕は食事改善によって薄毛が改善されるケースもあると考えます。なぜなら、もともと不摂生な生活を送っていた場合、年齢以上に薄毛が悪化しているはずだからです。食生活を改善することで、本来の自分の年齢相応の状態まで薄毛が回復する可能性があります。
ただし当然ながら、食事改善だけで薄毛を解決できるとは限りません。薄毛は遺伝的要素やホルモンバランス、ストレスなど、さまざまな要因が絡んでいるため、食事以外の生活習慣や環境も見直す必要があります。
この記事で解説してきた「野菜中心の食生活に変える」対策は、お金の節約にもなるのでメリットが多いというわけです。読者のみなさんもぜひ試してみませんか。
他にも野菜を食べるメリットは、こちらの記事でも詳しく書いてます。よければどうぞ。


本気で薄毛と戦うなら薬を使うべき
さて、ここまで食事改善の話をしてきて元も子もないですが、食事改善だけでは一度失った髪を劇的に増やすことは無理です。
「おいおい!野菜を食ったら髪が増えるんじゃねーのか」という声に対しては、それはあくまで「正常な状態まで回復させるだけですよ」というお話。
そもそも現代医学では薄毛の完全回復は無理です。なおかつ有効とされる治療方法も限られていて、一般的には薬を使う以外にないのです。
そして薬にしても、『フィナステリド or デュタステリド + ミノキシジル』、しか選択肢がないのが現状です。(他にもいくつかあるけど効果は疑問…)
僕は35歳からデュタステリド+ミノキシジルを飲んでいます。本気で「薄毛を進行させないぞ」と思うなら、薬を使うべきです。もちろん生活習慣も整えたうえでですけどね!。
やはり加齢には抗えませんしねぇ…。
薬を入手する方法は2つ。個人輸入かクリニック
で、薬を入手する方法は2つあって、下記のどちらかを選ぶことになります。
- 個人輸入
-
安く買えるけど、偽物や効果のない薬に出くわすリスクもある。使用は完全に自己責任。
- AGA専門クリニック
-
比較的高いけど、安心感はある。専門医の診断やアドバイスも受けられる。
僕の場合はクリニックを利用して、今も継続中です。クリニックで処方してくれた薬なので安心感を持って飲んでいますが、最近は個人輸入の利用を検討中。
価格が全然違うんですよね。毎日使うものなので、安く済ませたいですしね。クリニックと違うのは、個人輸入は完全に自己責任ということ。
とはいえクリニックから処方された薬でも、結局副作用の有無はわからないし、リスクがあるのは同じです。
でも、初めて買う方や知識の無い方は、まずクリニックから利用することをオススメします。薬を飲むリスクとして、副作用が出る可能性もあります。幸いにも僕は副作用系は全く感じたことがないですが。
オンラインで診療してくれるクリニックは非常に楽です。薬もすぐに発送してくれるのですぐに飲み始められます。薄毛の進行状況によってコースが分かれているので、診療時に相談してみてください。
薄毛対策は、まず生活習慣を整えるところから
本記事では、薄毛の改善や予防について、食生活や栄養素、そしてクリニックを利用することの重要性について、僕の体験談を踏まえて解説しました。
薄毛のストレスは辛いですが、できるところから始めましょう。生活習慣が乱れているなら、まずはそこを整えるだけで変化があるはずです。
いきなり高額な治療を始めるのはオススメしませんよー。
ヤサマガでは、『 野菜 × 健康 』をコンセプトに生活改善の情報を発信しています。他の記事もぜひ参考にどうぞ。