青汁を野菜の代わりにする1つの『現実的な』方法【成分比べてみた】

もっと野菜を食べたい…と思いつつ、なかなか食べられない。

そう悩む皆さんは、このように考えたことはないでしょうか。

青汁って野菜の代わりになるのでは?

こんにちは!ショウです。野菜の生産者歴10年以上。野菜が大好きな健康オタク。Twitterもやってます。


はい、僕も考えました。だって、野菜を食べたいけど、可能なら手軽に済ませたいですよね。

そしてGoogleで「青汁 野菜の代わり」と検索して知ることになるのです。

『青汁は野菜の代わりにはならない』と…。でも諦めない!なんとか手軽に野菜を食べたい!

というわけでこの記事は、青汁を野菜に置き換えるのは難しくても、「現実的に」どの程度まで補えるのかを解説します。

  • 少しでも手軽に野菜を食べたい!
  • 「手軽+栄養豊富」な商品ってある?

って方には役立つ記事になってます。

目次

野菜を補う現実的なアプローチとは?

この記事を読んでいる方は、おそらく既に「青汁は野菜の代わりにならない」って情報は知っているかも。ググればすぐわかります。

そうです。残念ながら、青汁は野菜の代わりにはなりません。

しかし、諦めないぞ!というのがこの記事の趣旨であります。

結論、手軽に野菜の栄養を得る方法はあります。

正確に言いますと、普段の食事にプラスして青汁などを使うことで、元気に生きるのに十分なレベルまで野菜の摂取量を増やそう。という試みです。

そのために何が必要なのかを解説します。

なのでまずは前提知識となる、そもそも現代人はどのくらい野菜を食べてるの?って話からサクッと始めます。

野菜を食べないから、必要な栄養が足りない現代人

現代人の多くが「野菜=健康」という認識を持っているにもかかわらず、野菜の摂取量は低いままです。

これは、忙しさや経済的な問題、さらには食事の準備が面倒くさい、地域的な問題とか、さまざまな理由によるものです。

実際の摂取量は?というと、30~39歳女性の場合はこんな感じ。

国民健康・栄養調査(令和元年)、日本人の食事摂取基準(2020年版)

世代差や男女差もありますが、傾向はだいたい同じで、各種ビタミンとカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが不足しています。

特に野菜に多く含まれる栄養素ですね。

グラフからも現代人が野菜不足だということがわかります。

そしてこの野菜不足は深刻な問題でして、体には色々なデメリットがあるわけです。いくつか紹介します。

野菜不足による身体への悪影響

野菜を食べないデメリットは様々。ブログ内で何度も書いていますが、いくつか紹介します。

免疫力の低下

野菜はビタミンやミネラルが豊富。これらの栄養素が不足すると、免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなる。

心疾患リスクの増加

野菜に含まれる食物繊維や抗酸化物質が心疾患の予防に役立つ。これらが不足すると、心疾患のリスクが増加する。

がんリスクの増加

野菜の抗酸化物質は、がんの発生を防ぐ。野菜不足はがんリスクの増加につながる。

肥満のリスク

野菜は低カロリーで満腹感を得やすいため、ダイエットにも効果的。

肌と髪の健康の悪化

ビタミンやミネラルは、肌や髪の健康を保つためにも必要。

と、本当に様々でして、このあたりは関連記事もどうぞ。

実際、野菜の代わりに青汁ってどうなの?

それでは本題。青汁は野菜の代わりとして、実際のところ価値はあるのか。

野菜そのものと比較しながら解説してみます。

青汁1杯でどのくらい栄養素を補えるか

まずは青汁の実力について。

世の中では青汁って、「野菜の成分を凝縮したもの」として認知されてますよね。しかし、青汁に含まれる栄養素を正確に理解している人は少ないと思います。

だから疑問に思いませんか?

青汁を1杯飲むと、どのくらい野菜不足が解消されるんだろう…と。

というわけで調べてみました。先ほどの栄養素のグラフに、青汁1杯分の栄養素も追加してみます。

Amazonでも売れ筋のA社の粉末青汁(1包3g)を飲んだ想定です。

んーなんとも微妙な変化。

各種ビタミンやミネラルが含まれているものの、焼け石に水という感じですよね。

3gというのがすごく少ない量(薄い)ということと、青汁は製造過程で栄養素が失われてしまうというデメリットもあります。

まぁ青汁は手軽さに全振りした商品ですし、仕方ないかもしれません。

じゃあ生野菜を食べた場合は?

さて次に、生野菜を食べた場合も想定して、グラフがどうなるのかも確認しておきましょう。

栄養満点でスーパーフードとも呼ばれるケール100g分を追加してみました。

青汁に比べると不足していたビタミンやミネラルをかなり補えていて、いい感じです。

青汁3gとケール100gって、差がありすぎじゃない?と思うかもしれませんが、生野菜は90%以上が水分です。正確な比較は難しいですが、傾向はつかめるかと。

と、これを見てさらなる疑問が。

手軽かつ、生野菜と同じくらい栄養素が含まれているものは?。ってところ。

コールドプレスジュースをメインに考えてみる

結局、何を選べばいいのか?という話です。

つまり、「手軽に飲めて、野菜の栄養価が多いもの」ということになりますが、その有望な候補として、コールドプレスジュースをメインに考えていきます。

コールドプレス?青汁の記事じゃないの?との声も聞こえてきそうですが、コールドプレスには青汁にはないメリットがあります。

というのも2020年の研究によると、野菜からジュースを抽出するいくつかの製法のうち、スロージューサー(コールドプレス)で製造されたケールジュースが最も有益な成分が多かった。と示されています。

手軽+栄養価を求めるなら、コールドプレスジュースは有望というわけです。もう少し解説します。

コールドプレスジュースの魅力: 製造方法とメリット

コールドプレスジュースとは、その名の通り、低温でゆっくりと野菜や果物を搾る方法で作られるジュースです。

この製造方法の最大のメリットは、生のままの栄養を損なわずに絞り出せる点にあります。

特に「低温」がポイントでして、熱に弱いビタミンなどを製造過程で失わずに保持できるわけです。

実際に私も飲んでいたのがコチラのKALE LIFEという商品。

この商品のポイントは下記。

コールドプレス製法

サラサラした食感で、「ケールが凝縮されてるな…」って味がします。

農薬・化学肥料不使用

葉物野菜ですしね。気にする人もいるかと。

添加物・砂糖・食塩不使用

素直に嬉しい。でもケールが苦手な人のために、一応味付きタイプもある。

冷凍で届く

保存のためにも。添加物無しですしね。それに冷凍しておけば栄養素が失われる心配もない。

ちなみにどんな野菜でも、収穫直後から鮮度が下がり続け、栄養価はドンドン落ちます。

それを防ぐ手段の一つが冷凍で、KALE LIFEは加工後すぐに冷凍してくれているのが嬉しいです。

野菜の栄養を最大限に摂りたい場合は、コールドプレスは良い方法なのかなと思います。

ケールの栄養価は驚異的

そして原料となるケールも栄養価は野菜の中で驚異的です。

「野菜の王様」なんて呼ばれたりもします。

前段で解説したとおり、現代人に不足している栄養素は、各種ビタミンとミネラル。

ケールはそれらの栄養素が豊富に含まれているので、野菜不足を補うための原料としてピッタリです。

味が苦手という方は、KALE LIFEの場合ですと一応味が選択できます。

ちなみに私の場合は、ケールストレートでも特に何も感じず飲めてしまいます。シンプルに栄養価の事しか考えてない方はストレートで良いかと。

コールドプレスジュースの弱点は、食物繊維の不足

そしてコールドプレスジュースのデメリットについて。

それは製造過程で食物繊維が取り除かれていること。

なぜかというと、製造プロセスで果物や野菜の繊維質が取り除かれ、液体部分のみが抽出されるためです。

このため、コールドプレスジュースを飲むだけでは、食物繊維が摂取できません。

食物繊維は私たちの健康にとって重要な役割を果たしていて、消化を助け、満腹感を増やし、コレステロールの管理をサポートするなど、その効果は多岐にわたります。

コールドプレスジュースは繊維質が無いから飲みやすい。という意見もありますが、個人的には「もったいないな~」と思ってしまいます。

ただし、食物繊維は別で補う方法もありますので、結論にて解説します。

結論:コールドプレスジュースを野菜の代わりにする『現実的な』方法

それでは結論です。

この記事では「手軽+栄養」について解説したわけですが、不足した栄養素を補うことをゴールとして、『現実的な』方法をまとめます。

結局のところ、

  • いつもの食事を維持する
  • 足りない野菜の分をコールドプレスジュースで補う
  • さらにサプリでも補う


これが現実的なアプローチですので、具体的に解説します。

いつもの食事はそのまま維持する

まず、いつもの食事はそのまま続けてください。

注意していただきたいのが、青汁・コールドプレスジュース・サプリ「だけ」で食事を済まそうとするのはNGです。

それらだけで全ての栄養素をカバーすることは困難ですし、消化器系の問題が発生するリスクもあります。

現実的ではない方法といえます。

野菜の不足分をコールドプレスジュースで補う

前述したように、現代人は野菜不足が慢性化していて、それを手軽に補える手段がコールドプレスジュースです。

しかし、ジュースだけでなく、実際の食事と組み合わせることで、よりバランスの良い食生活を送ることができます。

また、飲み続けられる習慣を作ることも大切。

毎日の習慣としてコールドプレスジュースを取り入れることで、健康的な生活を継続的に維持することができます。

KALE LIFEという商品は、原料であるケールの栄養価が残るコールドプレス製法、冷凍なので鮮度が落ちず、定期便で飲み続けられるのでオススメです。

普段の食事で「野菜たくさん食べたなー」って日は、コールドプレスジュースを飲まないとか、そういう調整もしてみて下さい。

食物繊維のサプリも併用する

コールドプレスジュースは、製造過程で食物繊維が失われてしまうのが実情。

そこで、この弱点を補うために食物繊維サプリの併用がおすすめです。

食物繊維には水溶性と不溶性があって、どちらかといえば水溶性の方が不足しがち。なので、水溶性食物繊維のサプリを選ぶと良いかと思います。

オススメはこちらのサイリウムハスクパウダー。飲む量の目安は大さじ半分~1杯くらいです。コールドプレスジュースと共に飲めば、不足する食物繊維を補えます。

Amazonや楽天でも入手可能ですが、iHerbというサイトを使ったほうが安いです。上のリンクからどうぞ。

iHerbは他の商品も高品質で安いものが多いのでオススメです。サプリをよく買う方は登録しておくと良いですよ。

食物繊維についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

まとめ

野菜を食べることは私たちの健康を維持するために不可欠ですが、十分に食べることが難しいこともありますよね。

この記事では、そんな野菜不足を解決するための現実的な方法として、コールドプレスジュースの活用を提案しました。

コールドプレスジュースは、新鮮な野菜や果物からの栄養をダイレクトに摂取できるため、非常に効果的です。

しかし、食物繊維が不足することもあるため、サプリメントの併用がおすすめ。

ただし、野菜不足解消の本命は、そのまま野菜を食べることだったりします。

かくいう私も以前はコールドプレスジュースを飲んでいましたが、現在では時間的余裕ができたこともあり、ふだんの食事で野菜をたくさん食べるルーチンを完全に作っております。

この記事はあくまでも、時間をかけずに野菜を食べたい!って方へオススメな方法を紹介しました。

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